儀玄(イーシェン) 基本ガイド

イーシェンは「玄墨」属性を操る「命破」特性アタッカーです。
「透徹力」というステータスを用いる点、最大HPが火力に直結する点、そして「アドレナリン」「術法値」「玄墨値」という3つの独自リソースを循環させて戦う点などが特徴です。

  • 特徴
  • ビルド
  • パーティ
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玄墨属性・透徹ダメージ

イーシェンの与える玄墨属性ダメージは全て透徹ダメージとして扱われます。これは敵の防御力を無視し、自身の「透徹力」をスキルダメージ倍率として使用します。
※通常は「攻撃力」がダメージ倍率に使用される

最大HPと透徹力

コアパッシブにより、最大HPに応じて透徹力が上昇します(最大HP1Ptにつき透徹力+0.1)。このため、HPステータスの優先度が非常に高いことが分かります。

なお、攻撃力については、約30%(※検証済み)が透徹力に変換されますので、無駄ではないもののステータスとしての優先度は低くなります。

状態異常の扱い

玄墨状態異常の蓄積において独立したゲージを持ち、状態異常効果発動時にはアドレナリンを10Pt回復(8.3%)します。イーシェンは状態異常を加速して戦うスタイルを持ちませんが、戦闘サイクルを補助する要素となっています。

高いダメージボーナス

コアパッシブにより終結スキル発動時に会心ダメージ+40%があり、終結スキルのサイクルが短いイーシェンのバーストダメージが非常に高くなります。

3種類のリソース

アドレナリン(最大120Pt)

主な獲得手段
戦闘開始時にMAX(探査モードでは180秒に1回)
極限回避発動時 (+5Pt、1秒に1回)
玄墨状態異常効果発動時 (+10Pt、10秒に1回)
『通常攻撃:玄墨陣法』展開中 (毎秒7Pt、3秒間継続)
『強化特殊スキル:具現せし墨跡』のパーフェクトガード成功時 (+10Pt)

主な消費行動
各種『強化特殊スキル』の発動
「術法値」の蓄積 (アドレナリン1Pt消費につき0.67Pt蓄積)

術法値(最大120Pt)

獲得手段:アドレナリンの消費

消費行動:『終結スキル:術法千万』の発動

玄墨値

獲得手段:『終結スキル:術法千万』発動後 (1Pt獲得)

消費行動:『通常攻撃:玄墨陣法』の発動 (1Pt消費)

パーティーでのポジション

メインアタッカー:

玄墨ダメージが防御無視ダメージであり、スキルの回転も速いためパーティーの主要なダメージソースとなります 。最大HP値に応じた透徹力上昇による安定した火力やコアパッシブによるダメージボーナスも、アタッカーとしての役割を補強します 。
また、「術法値」による追加の終結スキル「術法千万」は、通常の終結スキルと連続して使用することができるため、瞬間的なバーストダメージを放つことができます。

パーティシナジー:

終結スキル2種は、発動時にパーティーメンバーのHPを均等に分配する効果を持ちます 。これは、自身の高いHPを基にパーティーの耐久性を間接的にサポートするヒーラー的な役割も持ちうることを意味します。

基本的な戦闘フロー

開幕:アドレナリンMAX

アドレナリンを消費して強化特殊スキルを連続(3回1セット)で使用しつつ、術法値を蓄積
(強化特殊スキル1段目は敵の攻撃直前に使用することでパーフェクトガード(パリィ)が狙えるほか、長押しでカウンター待ちのチャージをすることもできる。できるだけパーフェクトガードを狙う)

術法値が最大になったら「終結スキル:術法千万」を発動できる

「終結スキル:術法千万」発動により玄墨値を獲得

玄墨値を消費して『通常攻撃:玄墨陣法』を発動できる

アドレナリン獲得(回避、状態異常、『通常攻撃:玄墨陣法』、『強化特殊スキル:具現せし墨跡』のパーフェクトガード)
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運用の基礎

術法値は、強化特殊スキル3発(あるいは通常攻撃長押しフルチャージによる強化特殊スキル:凝雲の術1回)につき、1/3溜めることができます。

▲強化特殊3連コンボ

理論上はこのサイクルを3回繰り返すことで術法値がマックスになることを意味しますが、実際にはアドレナリンが途中で不足するので、強化特殊1段目のパーフェクトガードを決めるか、自動回復、通常攻撃など(先述の[主な獲得手段]を参照)で回復する必要があります。

なお、通常攻撃長押しを使う場合、フルチャージを徹底しないと1回で1/3溜まらないことがある点に注意が必要です。

一方で、通常攻撃長押しの利点はアドレナリンを一度に大量消費せずに持続消費しながら術法値を稼げる点です。
たとえば強化特殊スキル3連を使用しようとして途中でアドレナリンが不足してしまって(あるいは通常攻撃長押しのフルチャージをミスして)術法値が9割くらいで止まってしまった場合、残り1割のために強化特殊スキルを撃ちなおすのではなく、通常攻撃長押しで補充することで、最低限のアドレナリン消費で追加終結スキルをスタンバイできます。

術法値の蓄積は基本的に強化特殊3発で行いつつ、わずかに足りない術法値の補充

▲通常攻撃 長押し

術法値がマックスになると、ゲージを全て消費して追加の終結スキルを使用することができます。また、デシベル値がマックスの場合は通常の終結スキルも使用できる状態ですが、追加終結が優先されます。

術法値を消費する追加終結スキルを使用した場合、「玄墨値」が1Pt溜まり「通常攻撃:玄墨陣法」を使用できるようになります(通常攻撃と言っていますが回避キー長押しで発動)。終結スキルの発動中から長押しすることで間を空けずにコンボとして使用することができます。

玄墨陣法はアドレナリンを回復し次の攻撃サイクルに繋げやすいため、『追加終結スキルor通常終結スキルの発動中に長押し』はセットで使用すると考えた方が良いでしょう。

終結スキルを発動すると、コアスキルによって会心ダメージ40%(15秒間)が発動するため、必ずしも終結スキル2種を連続で撃つように準備する必要はありませんが、敵をブレイクさせやすい環境ではブレイク中のバーストに備えたほうが良いでしょう。

音動機

※ステータスはLv60、0凸基準

基礎攻撃力743
HP30%

会心率+20%。装備者が[強化特殊スキル]を解放時、キャラクターは[青溟お出かけ]効果を獲得し、2重まで重ね掛け可能、継続時間15秒、戦闘開始時に2重を直接獲得、重複して発動すると継続時間が更新される。1重ごとの[増幅]効果により、装備者のエーテル属性ダメージが8%、[終結スキル]または[強化特殊スキル]による貫通ダメージが10%上昇する

イーシェンのモチーフ音動機。イーシェンが必要とするHPを大幅に増やせるほか、会心率20%が付いていることから会心率・ダメージの両立がしやすく、さらにダメージアップ効果も強化特殊スキルの回転が速めなイーシェンに適合した効果になっている。

基礎攻撃力594
HP25%

『連携スキル』または『終結スキル』発動時、装備者はバフ効果を1重獲得する。1重につき装備者の透徹力+80Pt。最大3重まで重ね掛け可能、継続時間12秒。継続時間は1重ごとに独立してカウントされる。

HPと透徹力が伸ばせる点はイーシェンの特性と合致する。発動条件はやや限定的だが、強化特殊スキルと終結スキルを中心にダメージを稼ぐイーシェンには適合する。

基礎攻撃力594
攻撃力25%

『強化特殊スキル』発動時、装備者の会心ダメージ+16%、継続時間12秒。また、ターゲットの現在のHPが最大HPの50%未満の場合、『強化特殊スキル』の与ダメージ+20%。

ステータスがHPではなく攻撃力なのでイーシェンでは活かしにくい。凸すれば強化特殊スキルのブーストはそれなりに強力になるが、終結スキルのダメージを伸ばせない点は惜しい。エレクトロウォークや新規の命破Sランク音動機までの繋ぎ程度。

ディスク

※装着位置は自由

イーシェンはコアパッシブによりHPに応じて火力が伸び、また、強化特殊スキルを多く使用できるため『雲嶽は我に似たり』は彼女のためにあるディスクと言ってもよいでしょう。『雲嶽』4セットは確定です。

そのほかの2セット部分は、ウッドペッカーで会心率を伸ばすか、折枝で会心ダメージを伸ばすかを選ぶ形になるでしょう。モチーフ音動機の有無、ディスクのサブステータスの厳選状況で判断しましょう。
なお、イーシェンの特性上「貫通率」を伸ばす意味は全く無く、「攻撃力」を伸ばすメリットは比較的小さいため、「パファー・エレクトロ」、「ホルモン・パンク」、「静寂のアストラ」は非推奨です。

2セット:HP+10%
4セット:『強化特殊スキル』、『連携スキル』、『終結スキル』を発動時、会心率+4%。最大3重まで重ね掛け可能。継続時間15秒。重複して発動すると継続時間が更新され、3重の効果を所持している時、貫通ダメージ+10%

2セット: 会心率+8%。
4セット: 『通常攻撃』、『回避反撃』または『強化特殊スキル』が敵に命中し、なおかつ会心が出た時、それぞれ装備者にバフ効果を1重与える。バフ効果1重につき、装備者の攻撃力+9%、継続時間6秒。バフ効果の継続時間はスキルごとに計算される。

2セット: 会心ダメージ+16%。
4セット: 異常掌握が115Pt以上の時、装備者の会心ダメージ+30%。任意のメンバーが敵に[凍結]効果を付与した時、または[砕氷]効果を発動した時、装備者の会心率+12%、継続時間15秒。

ディスクステータス

6番のHPはほぼ固定です。モチーフ音動機を装備しない場合は、4番で会心率を検討してもよいでしょう。

6HP%
5エーテル属性ダメージ
4HP%/会心率/会心ダメージ

サブステータス

会心率% 、会心ダメージ%>HP%

イーシェンはオンフィールドで長い時間戦闘を継続する能力があるため、交代は必要最低限にする戦略が一般的になるでしょう。

2.0時点で最強クラスと考えられるのがアストラ・パンインフー編成です。
アストラの攻撃力バフはイーシェンに対しては3割適用となってしまいますが、それでも与ダメージ+20%、会心ダメージ+25%は強力です。
なお、パンインフーの透徹力バフは開幕攻撃力(非戦闘時)を参照するため、アストラの攻撃力バフによってアップしません。

アストラ
イーシェン
パンインフー

アストラを他のチームに回したい場合は、裏からブレイク値を蓄積しつつ全体のダメージを常時底上げする能力を持つトリガーが有力候補です。ポイントとしては、イーシェンの時間をなるべく奪わずに貢献するエージェントを選ぶことです。

イーシェン
パンインフー
トリガー

同様にして、プルクラも有力候補です。この場合の注意点はパーティーの順番です。
パンインフーの透徹バフは前クイックによって発動するためイーシェンの次に配置する必要がありますが、プルクラの「猟歩」発動時のクイック支援も前クイックなので、プルクラ→パン→イーシェンの順にスムーズに交代できるようにするための状況把握が必要です。

イーシェン
パンインフー
プルクラ

2.0後半でフーフーが登場された後は、ブレイクと会心ダメージアップを狙う構成も考えられます。

イーシェン
パンインフー
チーフーフー


*本記事内で使用している『ゼンレスゾーンゼロ』のゲーム画像、キャラクター等の著作権はHoYoverseに帰属します。